脳動脈瘤などに代表される脳血管病変を治療する際、まず精密な血管検査が必要になります。当院では、造影剤を用いたカテーテルによる血管造影を行っています。 手の動脈よりカテーテルを入れ、脳血管造影します。自身によるカテーテル件数は2000件を超えています。(合併症率0.1%以下です)
また当院では最新治療であるカテーテルを用いた脳手術(脳血管内手術)も行っていますが、そのためには透視画像にて微細なコイル、カテーテル、バルーンなどが、鮮明に写しだされる性能の高い血管撮影装置が必要になります。
そのような面においては、今回導入したフィリップス社製血管撮影装置は、透視能力、カテーテル視認性、造影性、操作性などどれをとってもbestといえます。 これにより、脳血管内手術に必要な頭蓋内ステントも鮮明に写し出すことが可能になり、より安全に確実に手術することができるようになりました。 (私見ですが、他社ではここまで写りません。)
同じ病変でも、装置によって映り具合が違うのがわかります。
ワークステーションで再構成するとこうなります。