
■午前診察 受付:7:30〜12:15 (初診の方は8:30〜) ※窓口は午前8:30 から開きます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 1診 (初診・再診) |
長久功副院長 | 長久公彦院長 | 長久公彦院長 | 小川、担当医 | 長久公彦院長 | 長久功副院長 |
| 2診 | 小川 | - | 担当医 | - | 小川 | 担当医 |
| 3診 | - | 担当医 第2,4火曜 |
- | - | - | - |
■午後診察 受付:14:00〜18:00
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 1診 (初診・再診) |
長久公彦院長 | 長久功副院長 | - | 長久公彦院長 | 長久功副院長 | - |
| 3診 | - | 担当医 | - | - | 担当医 第1,3,5金曜 |
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当院では脳血管障害、脳腫瘍、機能性疾患、頭部外傷、脊椎脊髄疾患、末梢神経障害といった脳・脊髄の神経外科領域全般を扱っております。また、頻度の多い慢性頭痛に関しても対応しております。
主な疾患の説明です。
【脳血管障害】
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脳動脈瘤について
くも膜下出血の最も多い原因である脳動脈瘤は頭蓋内の太い脳血管の様々な分岐部に発生します。画像診断装置の進歩により脳ドックなどで見つかる未破裂脳動脈瘤も年々増加傾向にあります。従来、破裂率など自然歴が明らかでなかった脳動脈瘤ですが、動脈瘤の大きさなど破裂のリスクと関連する因子も明らかになりつつあります。当院では動脈瘤の発生部位に応じて破裂を予防するための脳動脈瘤クリッピング術やカテーテル治療による塞栓術を行っており、定期的経過観察も含めた選択肢について個別に相談しながら治療を行っています。
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| クリッピングを行う処置前の脳動脈瘤 | クリッピング手術後 |
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| 脳動脈瘤治療前 | 脳動脈瘤コイル塞栓後 |
■脳梗塞
脳梗塞は急性期治療と慢性期予防治療に分けて考える必要があります。
急性期治療:
症状が出現してから数時間から数日に行われる治療ですが、治療内容は重症度や来院までの時間で異なります。近年、特に注目を集めている治療があり、症状出現から数時間以内であれば、カテーテルを用いて閉塞した血管を再開通させることで劇的な症状の改善を導く可能性のある方法です。当科はいち早くこれを取り入れこれまで多数の治療実績があります。実際効果は絶大であり、寝たきりではなく、歩いて自宅へ帰ることができる可能性を高めております。
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| 急性期脳梗塞 治療前(昏睡状態) | 血栓回収治療後(歩いて自宅へ) |
慢性期予防治療:
ひとたび脳梗塞を起こしても、再発を起こさないようにするための治療であり、薬を用いた内科的治療が主体です。当院では脳神経外科が主体となって、さまざまな予防薬がある中で最適なものを選び、生活習慣病の予防と併せて取り組んでいます。定期的に評価を行い、悪化を予防する体制をとっています。
■もやもや病について
もやもや病は両側内頸動脈終末部周囲の脳主幹動脈が進行性に狭窄・閉塞し、付近に異常血管網の発達を認める原因不明の疾患です。小児や若年成人において脳梗塞・脳出血をきたし片麻痺・失語などの後遺症、さらには生命にもかかわることがある疾患です。脳の血流が不十分な場合は早めの血行再建術(バイパス術)の効果が知られています。
■頚動脈狭窄症
高度な頸部内頚動脈狭窄症は、一過性脳虚血発作や脳梗塞の原因となり得る疾患で、本邦でも生活スタイルの欧米化により患者数が確実に増加する傾向にあります。本疾患に対する外科治療として、頚動脈内膜剥離術には脳梗塞予防効果があることが示されました。一方で周術期に合併症が生じやすい病変には、侵襲の少ないカテーテル治療である頚動脈ステント留置術が行われて来ました。すでに数十年に及ぶ経験が蓄積され、治療の安全性と確実性は飛躍的に向上し、近年発表された臨床研究では頚動脈ステント留置術は頚動脈内膜剥離術に匹敵する治療成績を示しました。当科では、このようなエビデンスに基づき、背景にある基礎疾患・合併疾患を他科と協力して個別に検討しながら、定期的経過観察や内科的治療を含めた治療を行い、それでも進行する場合は手術としてステント留置術をまず第一に行っており、その治療成績も良好です。
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| 頚動脈狭窄 治療前 | 頚動脈ステント留置後 |
【良性腫瘍・悪性腫瘍・頭蓋底外科】
原発性脳腫瘍は年間10万人に11人に発生します。特に中年以降に多くなる傾向があります。
脳腫瘍の症状は一般に、頭痛、吐き気、嘔吐、意識障害、半身麻痺、言語障害、てんかん発作などがあります。
脳腫瘍の検査として頭部CT、MRI、脳血管撮影などがあります。
当院では髄膜腫、神経鞘腫、下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫に代表される頭蓋内腫瘍性病変に対する手術治療を行っています。 神経症状ならびに画像所見、さらには患者さんの年齢、家族構成や社会背景を吟味させていただいた上で、最適と考えられる治療方法を選択いたします。頭蓋底外科とは脳深部にあり一般に手術が難しいとさえる病変に対して、正常脳を極力触らずに病変に到達するために開発された手技であり、習熟した術者のみが可能な方法です。当科ではこの手技を用いた治療が可能となっており、大学病院からも治療を依頼されることもあります。このやり方であれば正常脳へのダメージをゼロに近づけることが可能です。
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| 聴力低下で見つかった聴神経腫瘍 |
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| 認知症の疑いで見つかった髄膜腫 | 摘出後 |
<安全に行うための手術支援システム>
手術では最新ニューロナビゲーター、ならびに術中神経機能電気生理モニタリング装置に代表される手術支援装置を駆使し、より安全で確実な手術治療が施行できる体制を整えています。
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| ナビゲーションシステム |
【機能的脳神経外科】
■てんかん
脳には数百億個の神経細胞があります。それぞれの神経細胞は電気活動によってお互いに情報を伝達しあい、運動や感覚、感情、記憶などの機能を現しています。脳の神経細胞が一時的に異常に興奮して引き起こすさまざまな症状を「てんかん発作」といいます。けいれん発作はてんかん発作の一つですが、嘔気や頭痛、意識消失など「けいれんしない」てんかん発作も数多くあります。
「てんかん」は、脳の何らかの異常によって「てんかん発作」が繰り返し生じる病気を指します。脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷、脳炎、脳の先天的な形成障害、海馬硬化、遺伝子異常など、てんかんの原因はさまざまです。発作が毎日起こるてんかん患者さんもいれば、数年に1回しか起こさない患者さんもいます。当院では必要に応じてビデオモニタリングを行い、てんかんの診断と治療を行っています。
■三叉神経痛・片側顔面痙攣
三叉神経痛は、一側顔面の激しい痛み(電撃痛)が、特に顔面に触れるなど刺激によって誘発される病気です。片側顔面痙攣は、まぶたや口角に細かい痙攣を生じる病気で、時にまぶたを開けていられない位に進行することもあります。脳腫瘍などが脳神経を圧迫して生じる場合もありますが、多くは脳血管が脳神を圧迫することで生じるとされます。内服治療や局所注射(ボツリヌス注射)で効果が不十分な場合に、手術(微小血管減圧術)を行います。この手術で症状が改善する効果は90%以上と良好な成績をおさめています。
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■慢性難治性疼痛
脳卒中後や脊髄損傷などによる四肢の神経障害性疼痛のうち、種々の薬物が効かない痛み(難治性疼痛)で悩んでいる場合、手術が有効な場合があります。当院では脊髄刺激療法を行っており、疼痛の軽減効果が期待できます。
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【脊椎・脊髄疾患】
当院では脳神経外科がこの領域を担当しています。背骨の病気の多くは加齢による変化が原因であります。症状として多いのが、手・足のしびれや力が入りにくいといったものから、腕や下肢の痛み・腰痛など多岐にわたります。従って、症状によって治療内容が異なることになります。まずは薬治療に始まり、リハビリテーションや神経ブロック治療などを行います。しかし、これらで効果が得られない場合は外科的治療を検討することになります。その際には、できるだけ体への負担の少ないやり方を選びます。それにより早期回復へとつながり、日常生活を早く取り戻すことが可能となります。
具体的な疾患に関しては、脊髄コラムをご覧ください。
【慢性頭痛】
代表的な慢性頭痛には片頭痛や筋緊張型頭痛などがあげられます。これらの頭痛の多くは症状を詳細に聞くことで鑑別が可能であり、薬治療でコントロールできることになります。これまで頭痛を持っていながらも、正確な診断を受けていなかった方は一度、当院の脳神経外科を受診されることをお勧めします。
